所得税の基本

所得税

所得は、個人が1年間に得た収入から、必要経費を差し引いた額のこと。

所得税は、所得に掛かる税金のこと。


納税義務者 課税対象の範囲
居住者 非永住者以外 全ての所得。       
非永住者 国外源泉所得以外の所得及び国外源泉所得で、国内において支払われた、または国外から送金されたもの。
非居住者 国内源泉所得のみ。

居住者は、国内に住所がある、または引き続き1年以上国内に居所がある者。

非永住者は、居住者のうち日本国籍がない者。かつ、過去10年間のうちに国内に住所又は居所を有する期間が5年以下であることが要件になる。

所得税の計算

所得税は、次のようにして計算する。


STEP

01

所得金額を求める


所得を10種類に分けて、それぞれの所得金額を計算する。

①利子所得、②配当所得、③不動産所得、④事業所得、⑤給与所得、⑥退職所得、⑦山林所得、
⑧譲渡所得、⑨一時所得、⑩雑所得


STEP

02

課税標準を計算


各所得金額を合計して、課税標準を計算する。また、損益通算や損失の繰越控除を行う。

STEP

03

課税所得金額を求める


課税標準から、14種類の所得控除を差し引いて、課税所得金額を計算する。

①基礎控除、②配偶者控除、③配偶者特別控除、④扶養控除、⑤障害者控除、⑥寡婦控除、
⑦勤労学生控除、⑧社会保険料控除、⑨生命保険料控除、⑩地震保険料控除、
⑪小規模企業共済等掛金控除、⑫医療費控除、⑬雑損控除、⑭寄付金控除

STEP

04

所得税額を求める


課税所得金額に税率を掛けて、所得税額を計算する。

所得税額から、住宅ローン控除や配当控除など税額控除を差し引いて、申告税額を計算する。

総合課税・分離課税

Step1で求めた所得金額は、原則として合算されて課税されるけれど、一部の所得は他の所得と分離して課税される。


総合課税 合算して課税する。利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、譲渡所得(土地、建物、株式以外)、一時所得、雑所得がこれに当たる。
分離課税 分離して課税する。退職所得、山林所得、譲渡所得(土地、建物、株式)がこれに当たる。

利子所得、配当所得、一時所得、雑所得は、源泉分離課税とされているものを除く。

分離課税には、申告分離課税と源泉分離課税がある。

申告分離課税は、収入を得た人が自分で税額を申告するもの。

源泉分離課税は、所得から税額が天引きされるもの。

所得税の非課税

所得税が非課税になるものには、次のようなものがある。


  • 社会保険の給付金
  • 15万円までの通勤手当
  • 30万円までの生活用動産の譲渡所得
  • 生命保険や損害保険の保険金で、身体の傷害に基因して支払われるもの
  • 損害保険の保険金で、資産の損害に基因して支払われるもの

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