社会保険

社会保険

社会保険は、国が運営する保険制度のこと。国民が安心して生活できるよう、様々なリスクに対する保障を提供するよ。加入者が保険料を支払うことで、この保障を受けることができる。

社会保険には、医療保険健康保険介護保険労災保険雇用保険などの種類があるよ。

医療保険

医療保険は、病気や怪我に掛かる医療費を補償する保険のこと。次のような種類がある。


特徴 被保険者保険 地域保険 後期高齢者医療制度
健康保険 共済組合等 国民健康保険
被保険者 従業員など 公務員など 自営業者など 75歳以上の人
保険者 全国健康保険協会、
健康保険組合
共済組合など 都道府県と市区町村、
国民健康保険組合
後期高齢者医療広域連合

被保険者は、保険に加入している人のこと。保険料を納付して、保険の給付を受ける。

保険者は、保険制度を運営する組織のこと。保険料を徴収して、保険の給付を行う。

国民健康保険は、従来は市区町村が運営していた。平成30年4月からは、都道府県市区町村で共同運営するようになった。

そのため、国民健康保険は、都道府県市区町村で共同で保険者となる。または、国民健康保険組合が保険者となる。



また、医療費は保険者が負担する分と、被保険者が負担する自己負担分がある。

医療費の自己負担割合は次のようになるよ。


区分 自己負担割合
小学校入学前 2割
小学校入学後~70歳未満 3割
70歳以上75歳未満 平成26年4月以降に70歳になった人は2割
平成26年3月以前に70歳になった人は1割
現役並み所得者は3割
75歳以上 一般所得者は1割
現役並み所得者は3割

健康保険

健康保険は、被保険者と被扶養者に対して、労災保険の給付対象とならない病気、怪我、死亡、出産に給付を行うもの。

被扶養者の要件は、同じ生活費を共有している親族で、年収が130万円未満かつ、被保険者の年間収入の1/2未満であることになる。



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保険者

健康保険の保険者は、次のようになる。


保険者 被保険者
協会けんぽ 全国健康保険協会中小企業の会社員
組合健保 健康保険組合大企業の会社員


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保険料

保険料は、被保険者の月収と賞与に保険料率を掛けて計算し、その金額を事業主と被保険者で半分ずつ負担する。

事業主と被保険者で半分ずつ負担することを、労使折半という。

協会けんぽの保険料率は、都道府県ごとに異なる。

組合健保の保険料率は、一定の範囲内で組合が決めることができる。ただし、被保険者の負担割合を1/2より大きくすることはできないよ。

なお、産休期間中育休期間中は、社会保険料が事業者と被保険者ともに免除される。


健康保険の標準報酬月額の最高等級は50級で、上限額は139万円になる。賞与については年間上限額は573万円になる。

標準報酬月額は、保険料や給付額を計算する基準となるもの。被保険者の給与を月単位で区分して、それに応じた等級がある。

産休期間は、産前42日産後56日になる。多胎妊娠の場合は、産前98日産後56日になる。

育休期間は、3歳までの子を養育するための期間になる。



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給付内容

療養の給付 日常生活の病気や怪我について、診察や投薬などの医療行為を受けることができる。
高額療養費 月間の医療費の自己負担が一定額を超えた場合、その超過額について請求すれば、あとで返済を受けることができる。
同じ月に同じ医療機関での支払額は、健康保険限度額適用認定書の提示により、入院・外来診療ともに自己負担限度額までとなる。
出産育児一時金 被保険者または被扶養者が出産した場合、一児につき42万円が支給される。
出産手当金 被保険者が出産のため、仕事を休み、十分な給料を受けられない場合に、出産前の42日間、出産後の56日間の仕事を休んだ日数分の金額が支給される。
傷病手当金 被保険者が病気や怪我のため、仕事を3日以上続けて休み、十分な給料が受けられない場合に、4日目から最長1年6ヶ月間支給される。
埋葬料 被保険者が死亡したとき、埋葬を行う者に5万円が支給される。 被扶養者が死亡した時、被保険者に5万円が支給される。


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任意継続被保険者

被保険者が会社を退職した場合、健康保険の被保険者の資格がなくなる。

ただし、健康保険に継続して2カ月以上加入しており、退職後20日以内に申請を出せば、退職後2年間は健康保険に加入することができる。


この場合、保険料は被保険者が全額負担するよ。

国民健康保険

国民健康保険は、健康保険などの適用を受けない自営業者未就業者など、市区町村に住所がある全ての人を対象にした保険のこと。

給付内容は健康保険とほぼ同じだけれど、出産手当金傷病手当金はない。


保険料は、市区町村によって異なり、前年の所得によって計算される。

後期高齢者医療制度

後期高齢者医療制度は、高齢者の医療費を支援するための制度のこと。75歳以上の人が対象になる。

保険料は、各都道府県の後期高齢者医療広域連合で決定され、年金から天引きで徴収される。

介護保険

介護保険は、介護が必要と認定された場合に、必要な給付がされるもの。保険者は市区町村になる。

介護保険で利用できるサービスは、要介護または要支援の状態によって決まるよ。


要介護の場合、介護給付を行うサービスを受けることができる。

要支援の場合、予防給付を行うサービスを受けることができる。



指定・監督 要介護(要介護1~5)
介護給付
要支援(支援1、2)
予防給付
都道府県等 居宅サービス
  • 訪問介護
  • 訪問看護
  • 訪問リハビリテーション
  • 通所介護
  • 通所リハビリテーション
  • 短期入所生活介護
  • 福祉用具貸与
  • 特定福祉用具販売

施設サービス
  • 介護老人福祉施設
  • 介護老人保健施設
  • 介護医療院
介護予防サービス
  • 介護予防訪問看護
  • 介護予防訪問リハビリテーション
  • 介護予防通所リハビリテーション
  • 介護予防短期入所生活介護
  • 介護予防福祉用具貸与
  • 特定介護予防福祉用具販売
市町村 地域密着型サービス
  • 夜間対応型訪問介護
  • グループホーム

居宅介護支援
  • 介護計画の作成
  • サービス提供の調整
  • 定期的なモニタリング
地域密着型介護予防サービス
  • グループホーム

介護予防生活支援事業
  • 訪問型サービス
  • 通所型サービス
その他 住宅改修

グループホームは、認知症の高齢者や障害を持つ方が、少人数で共同生活を送りながら必要な介護や支援を受けられる施設のこと。家庭的な環境を提供し、可能な限り自立した生活を送れるよう支援するよ。

労災保険

労災保険は、業務や通勤における労働者の怪我、病気、障害、死亡に対して給付が行われるもの。

労災保険の保険者は政府で、窓口は労働基準監督署になる。

労災保険の保険給付には、業務災害によるものと、通勤災害によるものがある。





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対象者

適用事業に使用されている全ての労働者になる。


適用事業は、労災保険に加入している事業所のこと。

1人以上の労働者を使用する事業所は、労災保険に加入しなければならない。

アルバイト、パートタイマー、日雇い労働者、外国人労働者を含むよ。




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保険料

事業の種類ごとに保険料が決められていて、保険料は全額を事業主が負担するよ。




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給付内容

区分 給付 詳細
業務災害 療養補償給付 労災病院または労災保険指定医療機関で、療養の給付が行われる。
通勤災害 療養給付
業務災害 休業補償給付 労働者が業務上の怪我や病気で休業し、賃金を受けられない日が4日以上ある場合に支給される。 具体的には、4日目から給付基礎日額の60%が支給される。
通勤災害 休業給付
業務災害 傷病補償年金 労働者が業務上の怪我や病気で療養し、療養開始後1年6ヶ月経過後に、傷病が直っておらず、障害等級1級から3級に該当する場合に支給される。
通勤災害 傷病年金
業務災害 傷害補償給付 怪我や病気が治った後、障害が残った場合に支給される。
通勤災害 障害給付
業務災害 介護保障給付 労災事故により労働者が介護を要する状態にあって、実際に介護を受けている場合に支給される。
通勤災害 介護給付
業務災害 遺族補償給付 労働者が業務災害または通勤災害によって死亡した時、遺族に対して年金が支給される。
通勤災害 遺族給付
業務災害 葬祭料 労働者が業務災害または通勤災害によって死亡した時、葬祭を行う者に対して、請求に基づいて支給される。
通勤災害 葬祭給付

給付基礎日額は、労災保険の給付額を計算するための基準となるもの。




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特別加入制度

社長、役員、自営業者は労働者ではないので、労災保険の対象にならない。

特別加入制度は、労災保険の対象にならない人が、労災保険に任意加入できる制度のこと。

雇用保険

雇用保険は、労働者が失業した場合に、必要な給付を行ったり、再就職を支援する制度のこと。

雇用保険の保険者は政府で、窓口は公共職業安定所(ハローワーク)になる。




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被保険者

適用事業に使用されている全ての労働者になる。


パートやアルバイトでも、1週間の労働時間が20時間以上で、継続して31日以上雇用されることが見込まれる場合、被保険者になる。

平成28年までは、65歳になった日以降に新たに雇用保険に加入することはできなかった。

平成29年以降、65歳以上の労働者についても、高年齢被保険者として雇用保険の適用対象になった。




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保険料

保険料は事業主労働者で負担する。


保険料率と負担割合は、業種によって異なるよ。




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給付内容

基本手当

65歳未満で、働く意思と能力はあるけれど失業している人に対する給付のこと。

求職活動を行っているにもかかわらず、就職できない場合に支給される。

給付期間は、離職日の翌日から数えて1年間になる。

ただし、受給期間中に病気、怪我、妊娠、出産、育児などの理由で、引き続き30日以上働くことができなくなった場合、最長3年まで延長できるよ。

自己都合または定年退職の場合、給付内容は次のようになる。


年齢 1年以上10年未満 10年以上20年未満 20年以上
全年齢 90日120日150日

離職前の2年間に、被保険者期間が12カ月以上必要になる。

待期期間は7日間になる。

自己都合退職の場合、最長3カ月間の給付制限がある。



倒産または会社都合の解雇の場合、給付内容は次のようになる。


年齢 1年未満 1年以上
5年未満
5年以上
10年未満
10年以上
20年未満
20年以上
30歳未満 90日90日120日180日
30歳以上35歳未満 120日180日210日240日
35歳以上45歳未満 150日180日240日270日
45歳以上60歳未満 180日240日270日330日
60歳以上65歳未満 150日180日210日240日

離職前の1年間に、被保険者期間が6ヶ月以上必要になる。

待期期間は7日間になる。

高年齢求職者給付金

65歳以上で、雇用されている人が離職した場合、一時金で支給されるもの。

給付額は、被保険者期間が1年未満の場合は30日分、被保険者期間が1年以上の場合は50日分になる。


待期期間は7日間になる。

自己都合退職の場合、最長3カ月間の給付制限がある。

就職促進給付

就職の促進支援をするための給付のこと。

一定の要件を満たした基本手当の受給者が再就職した場合や、アルバイトなどに就業した場合に支給される。

教育訓練給付

労働者が自分で費用を負担して、厚生労働大臣が指定する講座を受講して修了した場合、その費用の一部が支給される。


給付 対象者 支給額
一般
教育訓練
給付金
雇用保険の被保険者期間が3年以上の被保険者が、厚生労働大臣が指定する教育訓練を受講して修了した人。

初めての場合は、被保険者期間は1年以上で足りる。

受講料の20%相当額で、上限額は10万円になる。
専門実践
教育訓練
給付金
雇用保険の被保険者期間が3年以上の被保険者が、厚生労働大臣が指定する専門的・実践的な教育訓練を受講して修了した人。

初めての場合は、被保険者期間が2年以上で足りる。

受講料の50%相当額で、上限額は40万円になる。

資格取得のうえ、就職に繋がったら+20%になる。

教育訓練
支給金
専門実践教育訓練給付金を受給できる人で、45歳未満の離職者であり、初めて専門実践教育訓練給付金を受給する人。 受講期間中、基本手当の80%相当額が支給される。
雇用継続給付

高齢者育児者介護者に対して給付を行い、雇用の継続を促すもの。

高年齢雇用継続給付育児休業給付介護休業給付の3つがある。

さらに、高年齢雇用継続給付は、高年齢雇用継続基本給付金高年齢再就職給付金があるよ。


高年齢雇用継続基本給付金 高年齢再就職給付金
内容 基本手当を受給しないで、雇用を継続する人に支給される。

支給対象期間は、60歳到達月から65歳到達月までになる。

基本手当を受給後、再就職した人に支給される。

基本手当の支給残日数が100日以上ある場合、1年間支給される。

基本手当の支給残日数が200日以上ある場合、2年間支給される。

受給要件
  • 雇用保険の被保険者期間が5年以上ある。
  • 60歳以上65歳未満の被保険者であること。
  • 60歳以降の資金が60歳到達時点の賃金の75%未満であること。
支給額 賃金の最大15%

育児休業給付は、満1歳未満の子を養育するために育児休業を取得した場合、休業前の資金の67%相当額が支給されるもの。

介護休業給付は、家族の介護のために介護休業を取得した場合、休業前の資金の67%相当額が支給されるもの。

金融商品と税金

預貯金の利子

預貯金の利子は、利子所得として課税され、20.315%の源泉分離課税になる。


20.315%の内訳は、所得税が15%、復興特別所得税が0.315%、住民税が5%になる。

債券と税金

それぞれの債権は、次のように課税される。


特定公社債 一般公社債
同族会社役員保有以外 同族会社役員保有
利子 利子所得(申告分離課税…①または申告不要)
源泉徴収税率:20.315%
利子所得(源泉分離課税)
源泉徴収税率:20.315%
利子所得(総合課税)
源泉徴収税率:15.315%
償還差益 譲渡所得(申告分離課税)…①譲渡所得(申告分離課税)…②雑所得(総合課税)
売却益 譲渡所得(申告分離課税)…①譲渡所得(申告分離課税)…②

特定公社債は、国債、地方債、外国債、上場公社債、公募公社債、公募公社債投資信託、外貨建てMMFなどがある。

一般公社債は、私募公社債がある。

同族会社は、家族や親族が経営権を持つ企業のこと。

①は、上場株式の譲渡損益と損益通算ができる。

②は、一般株式の譲渡損益と損益通算ができる。

譲渡損益は、株式や債券を売却した際に生じる利益や損失のこと。購入価格と売却価格の差額になるよ。

損益通算は、異なる種類の利益や損失を相殺すること。例えば、ある投資で利益が出たけれど、他の投資で損失が出た場合、その損失を利益から差し引くことができる。これにより、納める税金を減らすことができるよ。

株式と税金

株式からの収入には、配当金と売却益がある。それぞれ、次のように課税されるよ。


配当金に関わる税金

株式の配当金は配当所得となり、配当金を受け取るときに税金が源泉徴収される。

配当所得は、総合課税の対象になるけれど、申告分離課税を選択することもできる。また、申告不要とすることもできる。


税率は20.315%になる。内訳は、所得税が15%、復興特別所得税が0.315%、住民税が5%になる。

売却益に関わる税金

株式の売却益は譲渡所得となり、申告分離課税の対象となる。

ただし、源泉徴収ありの特定口座を選択した場合、税金が源泉徴収される。そのため、確定申告を不要にすることができる。


税率は20.315%になる。内訳は、所得税が15%、復興特別所得税が0.315%、住民税が5%になる。


NISA

NISAは、平成26年から導入された小額投資非課税制度のこと。

イギリスの個人貯蓄口座(ISA:Indvidual Savings Account)をモデルにした制度で、日本版であることからNISAという名前になった。

NISAを利用する場合、年間120万円までの投資にかかる売却益や配当金が非課税になる。

非課税の期間は5年間で、日本に住んでいる20歳以上の人が利用できる。NISAを利用するには口座の開設が必要で、口座開設時にはマイナンバーを提示するよ。

対象商品は上場株式、株式投資信託、ETF、REITなどがある。


非課税枠の繰り越しをすることはできない。

NISAで生じた損失はなかったものとされるため、他の口座で生じた利益と損益通算ができない。

特定口座や一般口座で、既に保有している株式などを、NISAに移行することはできない。

所定の手続きを行えば、1年ごとに異なる金融機関で口座を開設することができる。

口座を廃止した場合でも、所定の手続きを行えば、同じ年に口座の再開設ができる。

つみたてNISA

つみたてNISAは、平成30年から導入されたNISAのこと。

つみたてNISAを利用する場合、年間40万円までの投資にかかる売却益や配当金が非課税になる。

非課税の期間は20年間で、日本国内に住んでいる20歳以上の人が利用することができる。

対象商品は、長期の積立てや分散投資に適した、公募等株式投資信託になるよ。


NISAに比べて、長期積立投資を行うものになる。

NISAとつみたてNISAの、どちらかを選択する。

ジュニアNISA

ジュニアNISAは、平成28年から導入された、未成年者を対象としたNISAのこと。

ジュニアNISAを利用する場合、20歳未満の子ども1人につき、年間80万円までの投資に掛かる売却益や配当金が非課税になる。

非課税の期間は5年間で、マイナンバーを提出して口座開設の手続きを行う。


原則として、親権者等が未成年者のために代理して運用を行う。

18歳までは払い出しに制限がある。

NISAは金融機関の変更ができるが、ジュニアNISAは金融機関の変更ができない

金融機関を変更する場合、既存の金融機関の口座を廃止して、新たな金融機関で口座を再設定する。

投資信託と税金

投資信託は、次のように課税される。


投資信託の解約差金、償還差金、売却益

投資信託の解約、償還、売却など換金時の損益は、譲渡所得として申告分離課税の対象になる。

この時、譲渡所得は次のようにして計算する。


  • 購入代金 = 購入価格 + 購入手数料
  • 換金代金 = 解約価格 – 信託財産留保額
  • 譲渡所得 = 換金代金 – 購入代金

税率は20.315%になる。内訳は、所得税が15%、復興特別所得税が0.315%、住民税が5%になる。

個別元本方式

個別元本は、投資信託を保有する受益者ごとの平均取得価格のこと。

個別元本方式は、個別元本に基づいて税金の計算を行うこと。

個別元本方式における収益分配金は、普通分配金元本払戻金がある。

普通分配金は、配当所得のため所得税として源泉徴収される。


税率は20.315%になる。内訳は、所得税が15%、復興特別所得税が0.315%、住民税が5%になる。



また、元本払戻金は非課税になる。

確定申告の必要はないけれど、総合課税を選択して、確定申告をすることもできる。


総合課税を選択した場合は、配当控除を受けることができるよ。

公社債投資信託

公社債投資信託の課税は、債券の課税とほぼ同じになる。

利子は利子所得として課税され、売却すると譲渡所得として課税されるよ。


税率は20.315%になる。内訳は、所得税が15%、復興特別所得税が0.315%、住民税が5%になる。

保険商品

保険商品の種類

保険商品は、生命保険損害保険傷害保険など、リスクに備える金融商品のこと。次のような種類がある。


養老保険 一定期間内に死亡した場合は死亡保険金、満期まで生存していた場合は満期保険金が支払われるもの。貯蓄型の保険になる。
こども保険 子供の進学時に祝い金、満期時に満期保険金が支払われるもの。貯蓄型の保険で、学資保険ともいう。
個人年金保険 契約時に決めた年齢に達すると、年金を受け取ることができる保険のこと。
変額保険 保険会社が株式や債券を運用して、成果に応じて保険金や解約返戻金の額が変動する保険のこと。

保険料は契約者の年齢、性別、健康状態などに基づいて計算される。

剰余金は、保険料と実際に掛かった費用の差額のこと。剰余金が生じた場合、契約者に配当金が支払われる。


保険商品について詳しく見る

ポートフォリオ運用

ポートフォリオ運用

ポートフォリオは、所有する資産の組み合わせのこと。

ポートフォリオ運用は、性質の異なる複数の銘柄に投資することで、安定した運用を行うこと。


アセット・アロケーションは、投資資金を国内投資、国内債券、海外債券、不動産など複数の異なる資産に分配して運用すること。

ポートフォリオ運用で用いる指標

ポートフォリオ運用で用いる指標には、次のようなものがある。




投資収益率

投資収益率


投資額に対する投資収益の割合のこと。次の式で求めることができる。

投資収益率 = 投資収益 ÷ 投資額 × 100


期待収益率

期待収益率


予想される状況と発生する確率から、それぞれの収益率を加重平均したもの。



加重平均は、平均値に重みをつけて合計すること。

ポートフォリオの期待収益率

ポートフォリオの期待収益率は、個別証券の期待収益率を、ポートフォリオの構成比で加重平均したもの。

例えば、期待収益率とポートフォリオの構成比が、表のようになるとする。この場合、ポートフォリオの期待収益率は次のようになる。

ポートフォリオの期待収益率 = 3 × 0.5 + 6 × 0.3 + 9 × 0.2 = 5.1%


証券 期待収益率 ポートフォリオの構成比
A証券 3%50%
B証券 6%30%
C証券 9%20%

リスクを測る指標

分散標準偏差が大きい証券ほどリスクが大きく、小さい証券ほどリスクが小さい。

分散 =(ある状況での収益率 – 期待収益率)2 × 発生確率

標準偏差 = √分散


分散標準偏差は、データのばらつき具合を表すもの。この数値が高いほど、データのばらつきが大きい。

ポートフォリオのリスク軽減

ポートフォリオのリスクを軽減させるためには、異なる値動きをする銘柄を組み合わせる必要がある。 2つ以上の銘柄を組み合わせた場合のリスクは、それぞれの銘柄のリスクの平均より低くなる。

銘柄の値動きが同じか異なるかを判断する際は、相関係数を用いる。

相関関係がある場合は同じ値動きになり、相関関係がない場合は異なる値動きになる。


相関係数は、相関関係がある場合は1、相関関係がない場合は-1に近い値を取るもの。

相関係数が-1に近づくほど、リスク低減効果が期待できる。

システマティックリスクは、株式市場全体の変動により、株式の株価が変動するリスクのこと。システマティックリスクは、異なる値動きをする銘柄を組み合わせを行っても回避できないよ。

シャープレシオ

シャープレシオは、投資の効率性を表すもの。標準偏差が異なるポートフォリオの比較をするときに用いられる。

シャープレシオは、次の式で求めることができる。

シャープレシオ =( ポートフォリオの収益率 – 無リスク資産の収益率 )÷ ポートフォリオの標準偏差


無リスク資産は、預貯金のように元本が保証された資産のこと。

シャープレシオが大きいほど、投資効率が良かったことを表す。

金融派生商品

デリバティブ取引

デリバティブは、株式や債券などの金融商品から派生して生まれた金融商品のこと。 デリバティブを扱う取引のことを、デリバティブ取引という。

デリバティブ取引には、次のようなものがある。


先物取引

将来に、ある商品をある価格で、一定数売買する取引のこと。

証券取引所で取引され、商品の内容が標準化されている。

決済の期限までに反対売買を行って、その差額を決済する差金決済制度が中心となる。


反対売買は、買建てをしている場合は売却、売建てをしている場合は買戻しすること。

オプション取引

将来に、ある商品をある価格で、買う権利売る権利を売買する取引のこと。

買う権利をコール・オプション、売る権利をプット・オプションという。

買い手は、売り手にプレミアムを支払うことで、買う権利や売る権利を手に入れる。

売り手は、プレミアムを受取ることで、買い手が権利を行使したらその取引に応じる義務が生じる。

買い手の利益は無限で、買い手の損失は支払ったプレミアムに限定される。

売り手の利益はプレミアムに限定され、売り手の損失は無限になる。



オプション取引には、次のようなものがある。


上場オプション 金融取引所に上場されているもの。
店頭オプション 相対で取引されるもの。
ヨーロピアンタイプ 権利行使がオプション満期日のみに限定されているもの。
アメリカンタイプ 権利行使がいつでもできるもの。


オプションが変動する要因には、次のようなものがある。


変動要因 コール・オプションのプレミアム プット・オプションのプレミアム
商品価格の上昇 上昇下落
満期までの残存期間が長い 上昇上昇
権利行使価格が高い 下落上昇
ボラティリティが大きい 上昇上昇

ボラティリティは、価格変動の激しさのこと。

スワップ取引

金利や通貨から生じる、キャッシュフローを交換する取引のこと。

異なる通貨の債券や債務を交換する通貨スワップや、変動金利と固定金利を交換する金利スワップがある。

外貨建商品

為替レート

外貨建商品は、取引価格が外貨建で表示されている金融商品のこと。

為替レートは、異なる通貨間の交換比率を示すもの。例えば、米ドル建ての商品に投資する場合、日本円を米ドルに交換する際に為替レートを用いる。

為替レートには、次のようなものがあるよ。


対顧客電信売相場
(TTS:Telegraphic Transfer Selling)
顧客が円から外貨に交換する時の為替相場のこと。
仲値
(TTM:Telegraphic Transfer Middle Rate)
基準となる為替相場のこと。
対顧客電信買相場
(TTB:Telegraphic Transfer Buying Rate)
顧客が外貨から円に交換する時の為替相場のこと。

為替リスク

外貨建商品の取引には、為替レートの変動による影響がある。

為替レートの変動による影響のことを、 為替リスクという。


為替差益は、為替レートの変動によって生じた利益のこと。

為替差損は、為替レートの変動によって生じた損失のこと。

外貨預金

外貨預金は、外貨で行う預金のこと。円で行う預金と仕組みは同じになる。

利息は利子所得になり、源泉分離課税が行われる。その際の税率は20.315%となる。

為替差金は雑所得になり、為替予約をした場合は源泉分離課税、為替予約をしていない場合は総合課税が行われる。


外貨預金は、預金保険制度の対象外となる。

利子所得は、預金や債券など金融資産の利息による収入のこと。

雑所得は、その他の所得のこと。

源泉分離課税は、ある所得が他の所得とは分離されて源泉徴収されること。20.315%の内訳は、所得税が15%、復興特別所得税が0.315%、住民税が5%になる。

総合課税は、全ての所得の合計額から所得税を計算すること。

為替予約は、将来にある為替レートで取引する契約のこと。

外貨定期預金は、中途換金することができない。

外国株式

外国株式は、外国の企業が発行している株式のこと。

取引を行うにあたって、証券会社に外国証券取引口座を開設する必要がある。

課税については、国内株式と同様で、売却益は申告分離課税として譲渡所得になる。

また、配当金は源泉徴収配当所得になる。配当控除の適用はないけれど、外国税額控除の適用がある。

申告分離課税は、ある所得を他の所得と分離して課税するもの。

譲渡所得は、資産を譲渡した際に得られる所得のこと。

源泉徴収は、所得を支払う際にあらかじめ税金を差し引くこと。

配当所得は、株式や投資信託から受け取る配当金のこと。

配当控除は、配当所得の税負担を軽減するもの。

外国税額控除は、既に支払った外国の税金を、日本の税金から控除できるもの。



外国株式の取引方法には、次のようなものがある。


外国取引 国内の証券会社が外国の証券取引所に取り次いで、外国で売買すること。
国内委託取引 国内の証券取引所に上場されている外国株式を、国内で売買すること。
国内店頭取引 証券会社が保有する外国株式を、証券取引所を介さずに国内で売買すること。

外国債券

外国債券は、発行者、発行場所、通貨のいずれかが外国である債券のこと。

取引を行うにあたって、証券会社に外国証券取引口座を開設する必要がある。

課税については、国内株式と同様で、売却益は申告分離課税として譲渡所得になる。

また、配当金は源泉徴収配当所得になる。配当控除の適用はないけれど、外国税額控除の適用がある。

外国債券の取引方法には、次のようなものがある。


名称 詳細 払込み 利払い 償還
外貨建て外債 払込み、利払い、償還の全てが外貨建ての債権のこと。

外貨建て外債のうち、外国の発行者が日本国内で発行するものをショーグン債という。

外貨外貨外貨
円建て
外債
払込み、利払い、償還の全てが円建ての債権のこと。

円建て外債のうち、外国の発行者が日本国内で発行するものをサムライ債という。

発行者を問わず、ユーロ市場で円建てで発行するものをユーロ円債という。

二重通貨建て債券 払込み、利払い、償還が複数の通貨で行われる債権のこと。

払込みと利払いが円で、償還が外貨のものをデュアルカレンシー債という。

払込みと償還が円で、利払いが外貨のものをリバース・デュアルカレンシー債という。

円または外貨円または外貨

外国投資信託

外国投資信託は、投資信託の国籍が外国にあり、外国の法律に基づいて設定される投資信託のこと。

外貨建ての公社債や、短期の金融商品で運用されている。公社債投資信託なので、株式は組み入れられていないよ。

代表的なものに、外貨建てMMFという、外国籍の公社債投資信託がある。

課税については、国内株式と同様で、売却益は申告分離課税として譲渡所得になる。 また、配当金は源泉徴収配当所得になる。

配当控除の適用はないけれど、外国税額控除の適用がある。


外国投資信託は、外貨預金と比べて為替手数料が安い。申込手数料は無料になる。

外国投資信託は、いつでもペナルティなしで換金することができる。国内のMMFの場合、30日未満で換金するとペナルティがあるよ。

外貨建てMMFだけの利用であれば、外国証券取引口座の開設は必要だけれど、管理料はかからない。

外国為替証拠金取引

外国為替証拠金取引は、証拠金を担保として、外国通貨の売買を行うこと。FX取引ともいう。

少額の証拠金で、何倍もの外貨を売買することができるため、ハイリスクハイリターンの投資になるよ。

金への投資

金は、1トロイオンス当たりの米ドル価格で表示される。金への投資方法には、次のようなものがある。


金地金 金地金(金の延べ棒)を購入する。売却益は譲渡所得になる。
金貸 カナダのメイプルリーフやオーストラリアのカンガルーなど金貨を購入する。売却益は譲渡所得になる。
純金積立 ドル・コスト平均法で、毎月一定額ずつ金を購入する。売却益は雑所得または譲渡所得になる。

株式投資

株式

株式は、株式会社が資金調達のために発行する証券のこと。

株式の取引単位のことを単元株といい、株式の売買は単元株で行われる。


平成26年4月1日から、東京証券取引所の1単元は100株に統一された。

株主

株主は、株式を購入した人のこと。次のような権利がある。


議決権 会社の経営に参加する権利のこと。経営参加権ともいう。
剰余金分配請求権 会社が獲得した利益の分配を受ける権利のこと。会社が獲得した利益のことを剰余金という。
残余財産分配請求権 会社が解散した場合、持ち株数に応じて残った財産の分配を受ける権利のこと。

株式の取引

株式の取引は証券取引所で行われる。

国内の証券取引所は東京名古屋福岡にある。 東京証券取引所と名古屋証券取引所には、大企業が上場する1部と、中小企業が上場する2部があるよ。


東京証券取引所には、新興企業が上場するマザーズジャスダックもある。

平成25年に、東京証券取引所大阪証券取引所が合併し、日本取引所グループになった。

得意分野は、東京証券取引所が現物株で、大阪証券取引所はデリバティブだった。

日本取引所グループへの合併は、お互いの得意分野を活かすことを目的に行われたよ。

株式の注文方法

証券取引所に上場している株式の注文方法には、次のようなものがある。




指値注文

指値注文


売買価格を指定して注文するもの。

例えば、A社の株をいくらでいくつ買うといったように注文をする。



成行注文

成行注文


売買価格を指定しないで注文するもの。

例えば、A社の株をいくらでも良いのでいくつ買うといったように注文をする。

株式の売買ルール

証券取引所を通じて売買する場合、次のようなルールがある。




成行注文優先の原則

成行注文優先の原則


指値注文より成行注文の方が優先される。


価格優先の原則

価格優先の原則


同一銘柄で複数の売り指値注文がある場合、最も低い価格が優先される。

また、同一銘柄で複数の買い指値注文がある場合、最も高い価格が優先される


時間優先の原則

時間優先の原則


同一銘柄で同条件で複数の注文がある場合、時間の早い注文が優先される。


この3つのルールで行われる取引をオークション方式という。



株式の用語

その他にも、株式には次のような用語がある。


値幅制限

株価が急騰または暴落することを防ぐために、株価の1日の値幅を制限するもの。

値幅の限界まで上昇することをストップ高、値幅の限界まで下落することをストップ安という。


日本の証券取引所には値幅制限があるが、ニューヨーク証券取引所や香港証券取引所には値幅制限がない

立会外取引
証券取引所で行われる時間外取引のこと。

立会時間は、通常の取引が行われる時間帯のこと。

証券保管振替機構(ほふり)

平成21年、上場株式の株券はペーパレス化され、証券保管振替機構(ほふり)で電子的に管理されるようになった。

電子化される前は、株券を購入した株主は、株主名簿の名義書換えをする必要があった。

電子化された後は、その必要はなくなったよ。

約定日

株式の売買が成立した日を約定日という。約定日を含めて、3営業日目に決済が行われる。

1/1(月)が約定日の場合、1/4(木)に決済が行われる。

1/5(金)が約定日の場合、平日に祝日がなければ、1/10(水)に決済が行われる。

1/5(金)が約定日で、1/8(月)が祝日の場合、1/11(木)に決済が行われる。

信用取引

信用取引は、証券会社に一定の委託保証金を預けて、株式の購入資金を借り入れて、株式の売買を行うこと。 自分の資金を担保に、証券会社からお金を借りて株式投資を行うよ。

例えば、委託保証率が30%で、1,000万円の買建てを行う場合、委託保証金は次のようにして求めることができる。

委託保証金 = 1,000万円 × 30% = 300万円


委託保証金が最低保証金維持率を保つために必要な額を下回る場合、追加の保証金が必要になる。これを追証という。

最低保証金維持率は、証券会社が損失を被らないように設定された、最低の保証金の比率のこと。

信用取引の種類

信用取引には、次のような種類がある。




制度信用取引

制度信用取引


証券取引所の規則に基づいて行われるもの。

決済期限は最長で6か月となる。


一般信用取引

一般信用取引


投資家と証券会社の合意に基づいて行われるもの。

決済期限は無期限にすることもできる。

信用取引の返済

信用取引は、証券会社から資金を借りて取引を行うため返済する必要がある。

返済方法には、次のようなものがある。


返済方法 信用買いの場合 信用売りの場合
反対売買による差金決済 反対売買(売り)を行い、差金だけを決済する。

損益 = 売却代金 – 買建金額
反対売買(買い)を行い、差金だけを決済する。

損益 = 売建代金 – 買戻金額
現物株を介した返済 株式を売却しないで、証券会社から借りたお金だけを返済し、株式を受け取る(現引き) 信用売りした株式と同じ株式を渡して、売建金額を受け取る(現渡し)

信用買いは、証券会社に委託保証金を預けて、それを担保に資金を借りて、株式を購入すること。

信用売りは、証券会社に委託保証金を預けて、それを担保に株式を借りて、株式を売却すること。株価が下落することを見込んで行われる。

株式ミニ投資・株式累積投資

単元株未満で取引を行う方法には、次のようなものがあるよ。




株式ミニ投資

株式ミニ投資


1単元の10分の1の単位で株式を売買する。

取引単位が1株の銘柄ではできない。

指値注文はできない。


株式累積投資

株式累積投資


毎月一定額ずつ積立方式で株式を購入する。

この買い方をドル・コスト平均法という。

指値注文はできない。

ドル・コスト平均法

ドル・コスト平均法は、株式を定期的に一定額購入すること。

一定額ずつ購入するので、価格が高い時は少ししか購入できないけれど、価格が低い時は多く購入できる。

これを長期的に行うと、単価が安くなる効果があるよ。

株価の指標

株価の動きを見るための指標には、次のようなものがある。


日経平均株価 東京証券取引所の一部に上場している銘柄のうち、代表的な225銘柄の株価を平均したもの。日経225ともいう。
東証株価指数 東京証券取引所の一部に上場している全銘柄の時価総額を指数化したもの。TOPIXともいう。
JPX日経
インデックス400
東京証券取引の全体から、資本の効率的な活用や投資家を意識した経営など一定の条件を満たした、投資家にとって魅力が高い400社を集めたもの。JPX日経400ともいう。
売買高 各証券取引所で売買契約が成立した株式の総額のこと。

株式投資の指標

株式投資を行う際の判断基準になる指標には、次のようなものがある。


POINT

01

株価収益率(PER:Price Earnings Ratio)


株価が1株当たり純利益(EPS:Earnings Per Share)の何倍になっているかを表すもの。

PERが低い銘柄は割安、高い銘柄は割高と判断できるよ。

PER = 株価 ÷ 1株当たり純利益

POINT

02

株価純資産倍率(PBR:Price Book-value Ratio)


株価が1株当たり純資産(BPS:Book value Per Share)の何倍になっているかを表すもの。

PBRが低い銘柄は割安、高い銘柄は割高と判断できるよ。

PER = 株価 ÷ 1株当たり純資産

POINT

03

自己資本利益率(ROE:Return On Equity)


自己資本を使って、どれだけの利益が得られたかを表すもの。

ROEが高い銘柄は、効率的に自己資本を利用できているよ。

ROE = 税引後当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

POINT

04

配当利回り


投資額に対する配当金の割合を表すもの。

配当利回りが高い銘柄ほど、投資家にとって魅力的だよ。

配当利回り = 1株当たり配当金 ÷ 株価 × 100

POINT

05

配当性向


純資産に対する配当金の割合を表すもの。

配当性向が高い銘柄ほど、多くの配当金を支払っているよ。

配当性向 = 配当金総額 ÷ 税引後当期純利益 × 100

POINT

06

資本総回転率


総資本の運用効率を表すもの。

資本総回転率が高い銘柄ほど、効率的に資本を利用できているよ。

総資本回転率 = 売上高 ÷ 総資本 × 100

債券投資

債券

債券は、国や企業が投資家からお金を借りる際に発行するもの。

国が発行する国債、地方公共団体が発行する地方債、企業が発行する社債、金融機関が発行する金融債がある。


国債や地方債を公共債という。



債券に関する、次の用語を覚えておこう。


用語 意味
償還期限 返済期限のこと。満期ともいう。
額面 満期時に帰ってくる金額のこと。
発行価格 借入金額のこと。額面100円あたりの価格で表示される。発行の方法には、次のようなものがある。

  • パー発行:額面と同じ金額で発行されるもの。
  • アンダー・パー発行:額面より低い金額で発行されるもの。
  • オーバー・パー発行:額面より高い金額で発行されるもの。
表面利率 額面金額に対する利率のこと。クーポンレートともいう。

債券は満期まで保有すると、額面の金額で償還される。

また、途中で時価で売却することもできる。

債券の種類

債券は、次のような種類がある。


分類 詳細
利払いに
よる分類
利付債 定期的に一定の利息が支払われるもの。
割引債 利息の支払いがない代わりに、額面価格より低い価格で発行されるもの。
額面全額で償還される。
発行に
よる分類
新発債 新たに発行されるもの。
既発債 既に発行され、市場で取引されているもの。
通貨に
よる分類
円建て債券 払込み、利払い、償還が円貨で行われるもの。
外貨建て債券 払込み、利払い、償還が外貨で行われるもの。

国債の種類

国債は、次のような種類がある。



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利付国債

定期的に利息が支払わる国債のこと。


商品 超長期国債 長期国債 中期国債 変動利付国債
償還期間 20年、30年、40年10年2年、5年15年
金利 固定金利変動金利
購入単位 額面5万円額面10万円
中途換金 時価で売却が可能


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個人向け国債

個人投資家向けの国債のこと。


変動10年 固定5年 固定3年
償還期間 10年5年3年
適用利率 基準金利 × 0.66基準金利 – 0.05%基準金利 – 0.03%
最低保証金利 0.05%
利払い 6か月ごと
購入単位 額面1万円
中途換金 1年経過後なら、額面1万円単位で換金可能
中途換金時の調整額 直前2回分の利息相当額 ×(100% – 20.315%)
発行頻度 毎月

募集条件や中途換金時の換金額は、取扱金融機関に関わらず一律になる。

20.315%の内訳は、所得税が15%、復興特別所得税が0.315%、住民税が5%になる。

債権の利回り

債権の利回りは、当初の投資額に対する利息損益の割合のこと。次のようなものがある。


直接利回り
直接利回り

投資金額に対する、毎年の利息収入の割合のこと。

応募者利回り
応募者利回り

新規発行の債権を購入し、償還まで保有した場合の利回りのこと。

最終利回り
最終利回り

既に発行されている債権を時価で購入し、償還まで保有した場合の利回りのこと。

所有期間利回り
所有期間利回り

新規発行の債券または既に発行されている債権を購入し、償還前に売却した場合の利回りのこと。

債権のリスク

債権のリスクには、次のようなものがある。



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価格変動リスク

市場金利の変動に伴って、債券の価格が変動するリスクのこと。金利変動リスクともいう。

市場金利が上昇すると、債券価格が下落し、利回りは上昇する。

市場金利が下落すると、債券価格が上昇し、利回りは減少する。


また、価格の変動幅は債権の残存期間表面利率が影響する。

残存期間が長いほど、価格の変動幅が大きくなる。

表面利率が低いほど、価格の変動幅が大きくなる。




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信用リスク

債権の元本や利息が支払われない、または支払いが遅れるリスクのこと。デフォルトリスク債券不履行リスクともいう。

信用リスクの目安として格付けがあり、次のように行われる。


分類 格付け 信用リスク 債券価格 利回り
投資適格債 AAA



































AA
A
BBB
投資不適格債 BB
B
CCC
CC
C
D

投資不適格債は、ハイ・イールド債ジャンク債ともいう。

主な格付け機関には、ムーディーズS&Pがある。




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流動性リスク

途中で売ろうと思っても売れない、希望する価格で売れないリスクのこと。債権の取引量が少ない場合に生じる。




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カントリーリスク

政治経済など国の信用に関わるリスクのこと。

預貯金・金融類似商品等

金利

金利は、お金を借りる際に発生する使用料の割合のこと。 1年間に発生する使用料の割合のことを年利という。

金利には、金利が変動しない固定金利と、金利が変動する変動金利がある。


1年間に100,000万円を借りたとする。固定金利で年利が5%の場合、返済額は105,000円になる。

2年間に100,000万円を借りたとする。変動金利で初年度の年利が4%、次年度の年利が6%の場合、初年度の返済額は104,000円、次年度の返済額は110,240円になる。

利息

利息は、お金を借りる際に発生する使用料の金額のこと。

利息の計算方法には次のようなものがある。


単利 元本にのみ利息が付くもの。

返済額 = 元本 ×( 1 + 年利 × 預入期間 )
複利 元本利息に利息が付くもの。

  • 1年複利:1年に1回利息が付くもの。
    返済額 = 元本 ×( 1 + 年利 )年数
  • 半年複利:半年に1回利息が付くもの。
    返済額 = 元本 ×( 1 + 年利 ÷ 2 )年数 × 2
  • 1か月複利:1か月に1回利息が付くもの。
    返済額 = 元本 ×( 1 + 年利 ÷ 12 )年数 × 12

利息の受け取り方

利息の受け取り方には、次のようなものがある。




利払型

利払型


定期的に利息が支払われる。

利息を受け取る度に、税金が差し引かれる。



満期一括払型

満期一括払型


満期・解約時に一括で利息が支払われる。

運用中は税金が差し引かれないが、満期・解約時に利息を受け取る際に、税金が差し引かれる。

利回り

利回りは、1年あたりの収益の割合のこと。次のように求めることができる。

年間収益 = 収益合計 ÷ 預入年数

利回り = 年間収益 ÷ 当初の元本 × 100

銀行の金融商品

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流動性預金

流動性預金は、満期がなく、出し入れがいつでもできる預金のこと。次のようなものがある。


金融商品 預入金額 預入期間 金利 利払 中途換金
普通預金 1円以上1円単位 制限なし 変動金利 半年ごとに利息を元金に組入れ 出し入れ自由
貯蓄預金 1円以上1円単位 制限なし 変動金利 半年ごとに利息を元金に組入れ 出し入れ自由

貯蓄預金は、預金残高が10万円以上であれば、普通預金を上回る金利が適用される。しかし、預金残高が10万円以下の場合、普通預金と同じかそれを下回る金利が適用される。

貯蓄預金は、給与などの自動受取口座や、公共料金などの自動引落口座として利用することはできない。



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定期性預金

定期性預金は、満期があり、出し入れが自由にできない預金のこと。次のようなものがある。


金融商品 預入金額 預入期間 金利 利払 中途換金
スーパー定期 1円以上
1円単位
1か月以上10年以内 固定金利 預入期間が2年以上の単利型は中間利払い

半年複利型は満期一括払い

いつでも解約可能、ただし中途解約利率が適用される
大口定期預金 1,000万円以上
1円単位
1か月以上10年以内 固定金利

単利型のみ

預入期間が2年以上の単利型は中間利払い いつでも解約可能、ただし中途解約利率が適用される
満期指定定期預金 1円以上
1円単位
1か月以上3年以内 固定金利

1年複利型

満期一括払い 預け入れてから1年経てば、1か月以上前に満期を指定することにより、ペナルティなしで解約可能
変動金利定期預金 1円以上
1円単位
1か月以上3年以内 変動金利

適用期間は半年ごとに見直し

単利型は6か月ごとに中間利払い

半年複利型は満期一括払い

いつでも解約可能、ただし中途解約利率が適用される

中間利払いは、預入期間中に定期的に利息が支払われること。

満期一括払は、預入期間中利息が支払われず、満期に一括で利息が支払われること。

中途解約利率は、中途解約する場合に適用される利率のこと。通常の利率より低く設定されており、受け取れる利息が少なくなるよ。

単利型は、元金に利息が組み入れられないで、元金だけに利息が付くもの。

複利型は、元金に利息が組み入れられて、元金と利息に利息が付くもの。

スーパー定期と変動金利定期預金の金利について、預入期間が3年未満の場合、単利型のみとなる。預入期間が3年以上の場合、単利型半年複利型の選択ができる。



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総合口座

銀行の総合口座は、普通預金、定期性預金、公共債が1つにまとめられたもの。

普通預金の残高が不足した場合、定期性預金を担保として融資が受けられる。

普通預金、定期性預金、公共債を1つにまとめて管理できるため、複数の口座を管理する手間が省けるよ。


公共債について詳しく見る

融資の限度は、最高200万円で、定期性預金残高の90%までとなる。

融資の利率は、定期性預金の約定利率に0.5%を足したものとなる。

約定利率は、契約時に定められた利率のこと。

ゆうちょ銀行の金融商品

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流動性預金

ゆうちょ銀行の流動性預金には、次のようなものがある。


金融商品 預入金額 預入期間 金利 利払 中途換金
通常預金 1円以上
1円単位
制限なし 変動金利 半年ごと

3月末日と9月末日に利息を元金に組み入れ

出し入れ自由
通常貯蓄貯金 1円以上
1円単位
制限なし 変動金利 半年ごと

3月末日と9月末日に利息を元金に組み入れ

出し入れ自由

通常貯蓄貯金は、貯蓄残高が10万円以上であれば、通常貯金を上回る金利が適用される。しかし、貯金残高が10万円以下の場合、通常貯金と同じか下回る金利が適用される。

貯蓄預金は、給与などの自動受取口座や、公共料金などの自動引落口座として利用することはできない。




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定期性預金

ゆうちょ銀行の定期性預金には、次のようなものがある。


金融
商品
預入金額 預入期間 金利 利払 中途換金
定額
貯金
1,000円以上1,000円単位 6か月以上
10年以内

固定
金利
満期一括払 預け入れてから6か月経てば、ペナルティなしで解約可能
定期
貯金
1,000円以上1,000円単位 1か月、3か月、半年、
1年、2年、3年、4年、
5年のいずれか
固定
金利
2年以上は中間利払い、
それ以外は満期一括払
いつでも解約可能、ただし中途解約利率が適用される

定額貯金の金利は、半年複利で、預入期間に応じた金利が預入時に遡って適用される。

定期貯金の金利は、預入期間が3年未満の場合は単利型、預入期間が3年以上の場合は半年複利型になる。




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総合口座

総合口座は、通常預金、定期性預金、国債が1つにまとめられたもの。

通常預金の残高が不足した場合、定期性預金を担保として融資が受けられる。

通常預金、定期性預金、国債を1つにまとめて管理できるため、複数の口座を管理する手間が省けるよ。


国債について詳しく見る

融資の限度は、最高300万円で、定期性預金残高の90%までとなる。

融資の利率は、定期性預金の約定利率に0.5%を足したものとなる。

信託銀行の金融商品

信託銀行は、主に信託業務を行う銀行のこと。

信託は、財産を託して運用や管理を任せること。



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信託銀行の金融商品

信託銀行の金融商品には、次のようなものがある。


金融商品 預入金額 預入期間 金利 利払 中途換金
ヒット 10万円以上
1万円単位
1か月以上 変動金利 半年複利または半年払い 1か月以上経てば換金可能

収益が多ければ分配金が多く、収益が少なければ分配金が少ない、実績配当が原則になる。しかし、実際には収益に関係なく、一定の分配金が支払われる。

元本の保証はなく、預金保険制度の対象外になる。

新規の取り扱いは停止されている。現在、新たに購入することはできないよ。




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信託銀行のサービス

信託銀行のサービスには、次のようなものがある。


遺言信託 遺言書の作成を支援し、遺言書に従って遺産の整理を行う。具体的には、遺産の分割や財産の引き渡しを行うよ。
遺産整理業務 相続人に代わって、相続の手続きを行う。具体的には、遺産の評価、相続税の申告、相続財産の分配などを行うよ。
教育資金贈与信託 教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置により創設された新しい信託のこと。 教育資金を信託した際に、1,500万円を限度として贈与税が非課税になる。
後見制度支援信託 未成年者被後見人の財産のうち、日常生活で使用する分を除いた金銭を信託するもの。 信託した金銭を払戻時や解約時には、家庭裁判所の指示書が必要になる。

被後見人は、精神障害などにより判断能力が不十分のため、保護される人のこと。

投資信託

契約型の投資信託

投資信託は、多数の投資家から資金を集めて、運用の専門家が分散投資し、得られた利益を投資家に分配するもの。元本の保証はないよ。

投資信託には、契約型会社型がある。日本の投資信託はほとんどが契約型のため、契約型について詳しく見ていくよ。

契約型は、運用会社と信託銀行が信託契約を結ぶ形態のもの。次のようにして投資信託が行われるよ。



投資信託

販売会社は、投資信託の募集や販売を行い、投資家から資金を集める

委託者は、集めた資金を元にファンドを組んで、受託者に運用の指示を行う。

受託者は、受託した資金を株式などに投資して運用する。

運用によって得られた収益が、投資家へ分配される。

投資信託の種類

投資信託は、次のような種類がある。


分類 詳細
投資対象
による分類
公社債投資信託 公社債を中心に運用する投資信託のこと。株式は組み入れることができないよ。
株式投資信託 公社債株式を組み入れて運用する投資信託のこと。
購入時期
による分類
追加型 いつでも購入できる投資信託のこと。オープン型ともいう。
単位型 募集期間中だけ購入できる投資信託のこと。ユニット型ともいう。
解約の可否
による分類
オープンエンド型 いつでも解約できる投資信託のこと。
クローズエンド型 自由に解約できない投資信託のこと。
運用方法
による分類
パッシブ運用 ベンチマークと同じ成果を目標とする運用のこと。インデックス運用ともいう。
アクティブ運用 ベンチマークを上回る成果を目標とする運用のこと。次のような種類がある。

  • トップダウン・アプローチ:全体的な投資環境を予測し、資金分配や投資する業種を決定した後、個別銘柄を選ぶもの。
  • ボトムアップ・アプローチ:個別銘柄の分析から、投資対象を決定するもの。
  • クローズ型:将来的に成長が見込める銘柄に投資するもの。
  • バリュー型:企業の利益や資産から判断して、割安な銘柄に投資するもの。
プルベア
ファンド
プル型 相場が上昇した時に利益が出るもの。
ベア型 相場が下落した時に利益が出るもの。
その他 ファンド・オブ・ファンズ 集めた資金を投資信託に投資するもの。
マーケット
ニュートラル
運用
市場全体の動きを上回ると予想される銘柄を買い、市場全体の動きと同じまたは下回ると予想される銘柄を売るもの。これにより、市場全体の変動による影響を抑えつつ利益を得ることができる。

ベンチマークは、日経平均株価やTOPIXなど運用目標とする基準のこと。

追加型公社債投資信託

追加型公社債投資信託は、いつでも購入できる公社債に投資する投資信託のこと。安定した収益を目指し、リスクを抑えた運用を行うよ。

追加型公社債投資信託には、次のようなものがある。


特徴 MRF
(Money Reserve Fund)
MMF
(Money Management Fund)
中期国債ファンド
運用対象 短期金融商品など中期国債など
販売単位 1口(1口1円)
収益分配 毎日決済があり、月末に分配金が再投資される
途中換金 ペナルティなしで、いつでも解約可能買付日から30日未満の場合はペナルティありで、いつでも解約可能

毎日行われる決済には、収益の計算、経費の控除、分配金の決定などがある。

いずれも安全性が高い短期公社債などで運用されるけれど、投資信託のため元本の保証はないよ。

上場している投資信託

上場は、証券取引所に公開して、投資家が自由に売買できるようにすること。

上場している投資信託には、次のようなものがある。


名称 詳細
株価指数連動型上場投資信託
(ETF:Exchange Traded Funds)

日経平均株価やTOPIXなど株価指数に連動するように運用されるもの。次のようなものがある。


  • インデックス型:市場価格と同じ動きになるもの。
  • アクティブ型:市場価格の2倍の動きになるもの。
  • インバース型:市場価格と逆の動きになるもの。

株価指数だけではなく、金や原油などの商品価格を対象としているものもあるよ。

上場不動産投資信託
(J-REIT:Japan Real Estate
Investment Trust)
投資家から集めた資金を不動産に投資して、得られた利益を分配するもの。

ディスクロージャー

ディスクロージャーは、投資家に判断に必要な情報を開示すること。次のようなものがある。




目論見書

目論見書


投資信託の説明書のこと。目的、特徴、方針、リスク、手続き、手数料などが記載されている。

投資信託を販売する際には、販売会社を通じて、投資家に目論見書を交付しなければならない。

なお、目論見書の作成は委託者が行う。


運用報告書

運用報告書


運用実績運用状況が記載された書類のこと。

委託者が作成し、販売会社を通じて投資家に交付される。

トータルリターン

トータルリターンは、一定期間の累積損益のこと。次の式で求めることができる。

トータルリターン = 現在の評価金額 + 分配金額の累計 + 売却金額の累計 – 買付金額の累計

トータルリターン通知制度は、販売会社は投資家に対し、年に1回以上、トータルリターンを通知することを義務付けるもの。

トータルリターン通知制度は、平成26年12月以降に取得した株式投資信託や外国投資信託が対象になる。公社債投資信託、ETF、J-REIT、MRF、MMFは対象外になる。

投資信託の取引にかかるコスト

投資信託の取引にかかるコストには、次のようなものがある。


コスト 負担する時期 詳細
購入時手数料 投資信託の購入時 投資信託の購入時に販売会社に支払う手数料のこと。
運用管理費用 投資信託の保有時販売会社、委託者、受託者のそれぞれの業務に対する手間賃のこと。
信託財産留保額 投資信託の換金時 中途換金時に徴収される費用のこと。
代行手数料 信託報酬の支払時 委託者の報酬から販売会社に支払われる、事務代行の手数料のこと。

基準価格は、投資信託の純資産総額をその日の総口数で割った、1口当たりの資産価値のこと。投資信託の購入換金は、これを元に行われる。

購入時手数料、運用管理費用、信託財産留保額、代行手数料は、基準価格に影響を与える。

投資信託の換金方法

投資信託の換金方法には、次の2つがある。




解約請求

解約請求


投資家が委託者に、解約を請求すること。


買取請求

買取請求


投資家が販売会社に、受益証券を買取ってもらうこと。


受益証券は、投資信託の受益権を証明するための証券のこと。投資家が持っている投資信託の口数や価値を証明する役割があるよ。